「宿題」を改めて国語辞典で引いてみました。「学校などで、家でしてくるように出す問題(岩波国語辞典)」と、書いてあるだけでした。「家でしてくる」ということは、どれくらいの問題なのか考えてみると、子どもが帰宅してから寝るまでの時間内で終わる程度の内容・量と考えるのが妥当と思います。学年によっても個人の能力によってまちまちで数値化できないと思うのですが、インターネットで調べてみると…、
デューク大学のハリス・クーパー教授が有名です。「小中学生の宿題は成績向上に効果なし」と誤読され、当時話題になったのですが、原文には実際には次のようなことが書かれています。
と、いう記事が載っていました。この人は、脳神経学の専門家ということですが、「高校生は2時間以上の宿題は成績を下げる」とも言っているそうです。
この文章を読んで、中学生なら60分から90分くらいですし、高校生でも2時間以内に終わる程度ということになるので、私は「そうだよね!」という感じになりました。私が心配になっている「宿題」は、睡眠時間を削らなければいけなくなっている量です。一体なぜそのような「宿題」が子どもたちに課せられるのでしょうか? いろいろ考えてみました。
などなど、教師の立場で思いつくことを挙げてみました。そのほかに生徒や親の立場からも望む理由があると思います。しばらくは、出す側・やらされる側それぞれの思いを考えてみます。