JR三鷹駅北口徒歩3分の個別学習塾
社会人・大学生から高校生・中学生
不登校のかたまでお越しください!

部活動

今年、「行き過ぎた勝利至上主義が散見される。ということで、小学生の柔道の全国大会が廃止されることになった。」との報道があってから、何人かのオリンピアンたちの体験や意見が新聞のスポーツ欄で大きく取り上げられ、先日は、わが子3人が甲子園に出場した、お母さんの話が大きく載っていました。今。部活動(特にスポーツ)が、見直さなければいけない状況になっていることが伝わってきます。わが国では、スポーツのほとんどが、学校教育の中から盛んになってきた歴史を持つので、オリンピックとかプロスポーツが盛んになった現代では、かんがえなければいけないテーマになってきたようです。部活動の話では、時々、活動の中で起きる事故・しごき・いじめ・体罰などの暗い話もあります。



しかし私が、初めて体験した中学校での部活動は、これらの話とはかけ離れた思い出しかありません。じつに全く素朴で・ただ好きなこと・やってみたいという動機・普段の授業時間ではできないことができる時間でした。部の顧問の先生も、時間がある時は指導することもなく、私達と一緒になって遊んでいました(顧問は、指導する先生ではありませんでした)。ので、楽しかった思い出しかありません。私たちの時も、中体連という名の大会(市内の中学校が集まる規模の大会)がありましたが、私には、その大会に出る(正選手に選ばれる)ことが、普段の活動の成果と感じることができることだったので、一つの目標になっていました。大会に出ることができたということだけで喜んでいましたから、優勝するなどとは考えたこともありませんでした。私は好きで参加していたので、活動を嫌だとか休もうなどと感じたことはなく、楽しい中学校生活の思い出の一つになっています。



当時から、高校野球の甲子園は、私にとっても心が躍るイベントでした。特に、北海道の高校が、決勝戦まで残った年は、今でも覚えています。全国47都道府県のそれぞれの地元の高校に進んでいましたので、地元の高校を興奮して応援していました。それが、大人になって、娘が中学に入学したころに《キタク部》という部活動があることを聞きました。「何ソレ?」と聞き返すと、放課後の部活動には全員が何かの活動に参加しなければならないということになっていたので、参加したくない(参加したいものがない)生徒は、なぜか負い目を感じていたので、『帰宅するのも部活動』と、開き直って言い出したという意味でした。いつの間にか、「部活動」は必ず参加しなければならない活動になっていました。また、あるとき、「今回の試験で、成績が悪かったので、練習に参加できなくなった」生徒がいるという話を聞いたこともありました。



私が体験した「部活動」は大きく変わっていたのです、今では日本全国、いや海外からも選手を集めて勝利を目指している学校もあるようです。ムーーー、どう考えたらいいのでしょうか?