皆さん新学期になって新しい生活になれましたか? 新学期はどうしても無理してしまう季節です。これまで無理した時、『身体』と『心』がどう感じてきたのか、よく思い出してください。無理をしても大丈夫なのか、ここでは少し休みを入れたほうがいいのか、ゆっくり考えてください。この悩みは私は、何もしていない状態ではなく、一番大切な学びをしている状態だと思います。
学校は社会との対話です、そして教科書は昔の人たちと残してくれたものとの対話です。どちらも教えてくれる人がいます。ですから、わからないことがあったり、困ったことになったら、本当にいるかどうかわかりませんが、どこかに相談できる人がいるはずです。しかし、何でも分かっているつもりの、【自分】との対話を教えてくれる人はどこにもいません。『身体』は一つしかありませんから、そもそも対話が成立しないのです。
でも、【自分】を知るには、【自分】との対話を何とかしてしなければなりません。どうすればよいのでしょうか? 幸い私たち人間は、『身体』のほかに『心』を持っています。ですから『身体』と『心』で対話をするのです。『心』は「〇〇したい」など言葉になって現れます、『身体』は疲れや痛みなど身体症状で表現してくれます。
大事なことはどちらかに傾かないこと、つまり【身体と心のバランス】です。無理をすると必ずバランスが崩れます。バランスが崩れた時、人は「オットット…」といいながら【バランス】を取ります。理論や理屈ではありません。多くの理論や理屈は、この人のバランスを保とうとする自然な行動と、反対に導こうとすることが多いことを、私は学んできました。
この自然な人間の行動、特に【自分の体のバランスのとり方】を知っている人はどこにもいません。なぜなら、人はみな違うからです。さらに社会は大人になるほど、自然では生活しづらくなっています。まだ自然なバランスを取りやすい環境と時期の君たち若者は、しっかり自分との対話をして、試行錯誤しながら態度・行動を自分で決めてほしいと思う、新学期です。
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