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2025年02月のお知らせ

お知らせ

先月は、絵本を塾生の皆さん全員にお渡しすることができました。皆さん、心良く受け取っていただけホッとしました。しかし、ある塾生から「絵が『コワイ』ですね」と言われ「ハッ」としました。と言うのは、昔、娘を連れて映画を見に行った時のことを思い出したのです。1970年代は、戦後30年の節目に当たり、太平洋戦争の時にあったいろいろなことが明らかにされ始め、資料が公開され、映画やTVなどの映像がたくさん現れました。


私は、当時、何が起きていてたのか? 本当のことを知らなければいけないと思い、映画などもよく見に行っていました。その時に、まだ小学校に上がる前のころの娘もよく連れて行きました。娘が40歳になったころいろんな話をしているときに、そのころを振り返って言った言葉が「映画を見に行くよと言われ、どんな映画が見れるのか楽しみにしてついて行ったけれど、みんな『コワイ』映画で嫌だった!」と話したのです。私の伝え方は、失敗していたことを知らされました。


思い出してみれば私が連れて行ったものは、どれも、テーマが楽しいものではなく、基本、映像も暗くて『コワイ』と感じることが多かったと思います。『コワイ』という言葉を辞書で引いてみると、「怖い」「恐い」「強い」という漢字が出てきます。その時の娘の『コワサ』は、どの字が適切なのか? 見ていた私だって『コワイ』と感じていたのですから、当然です。そのことを考えずに、正しいことを知ること、伝えることが大切ということだけを考えていたように思います。


真実は「怖い」「恐い」「強い」ものであると同時に、私は、『知』が内包している「権力」と、『教育』が本質的に持っている「強制」について、あまり考えていませんでした。やはり、今回も同じことをしてしまった! という気持ちになりました。しかし、「伝えたいと思うこと」をどう表現し、どう行動するか? 教育の基本だと思います。そして「伝えたいこと」は、その時代、その時代で、変化します。令和の今、2020年代の今、「子や孫たちに伝えなければいけないこと」は何なのか? 真剣に、丁寧に考えなければならないということを改めて意識しました。


一方で、能登半島大地震から1年たっても、いまだに壊れた家屋の解体がほとんど進んでいないだけではなく、水道水がつながらない地域があるという、報道に。言葉がありません。自然災害と戦争は違うものとはいえ、復旧・復興については、国策という面で同じだと思います。どちらも「伝えてゆかなければならないこと」なのですが…。



予定

2月11日(火) 建国記念の日 (いつも通り14:00から塾は開いています)

2月24日(月) 振替休日 (いつも通り14:00から塾は開いています)


塾はいつも通りで、休塾は木曜日だけです。

塾の開始時間は月火水金14:00から、土日14:30からです。



その他

『○○の会』は、コロナが終息するまで、中止します。